スピードスケートを制する色は・・・

こんにちは。年が明けると、冬季オリンピックももうすぐですね。スポーツには疎い私ですが、今月13日付けのThe New York Times International Editionのスピードスケートに関する記事”A shade faster? Speedskaters believe in blue”は一気に読んでしまいました。(ネットでは”What’s the Fastest Color? Olympic Speedskaters Now Say Blue”
100分の1秒を競うスピードスケートの世界。ウェアやシューズなどは速さを追求して日々改良されているようですが、今季の五輪で選手たちが注目しているのは・・・色!だそうです。「青は速い」という、どう考えても非科学的な色信仰が一部で強く支持されているといいます。

(Photographs by Carina Johansen/NTB scanpix)
先月のワールドカップで韓国、ドイツ、ノルウェーの選手がそろって青のウェアで登場すると、他の選手やファンは呆然。韓国は歴代、青のウェアを着用しているそうですが、ドイツとノルウェーは新たな試み。特にノルウェーは、ずっと赤のウェアで通算80個のメダルを勝ち取ってきた歴史をひっくり返すようなことで、記事によれば、

“It was as if the New York Yankees had showed up at the baseball playoffs in polka dots rather than pinstripes.”
(まるで、ニューヨーク・ヤンキースが縦縞でなく水玉模様のユニフォームでプレーオフに現れたようだった)

阪神タイガースでいうところの「縦縞を横縞に変えてでも」?? 当のノルウェーのHege Bokko選手は「赤より少し速いと聞いたので、私もそう信じたい」と言い、どういうことかと突っ込まれると、

“I have no clue, The Koreans and Germans are also skating in blue, so maybe it’s something.”
(見当もつかないけれど、韓国とドイツの選手も青いウェアだし、効果はあるのかも)

科学的根拠はなさそうです。
記事では余談的に、スキージャンプではオレンジ色を着用している選手が多いということにも触れていました(そうなんですか?)。あるスキージャンプの選手は”It flies better.(オレンジの方が良く飛べる)”と話していたそう。
青がスピードでオレンジが飛翔のイメージなんでしょうか。そういえば新幹線のイメージも白が基調で青いラインですね(秋田新幹線は紅色でした)。

“Still, they acknowledged that confidence, in oneself and one’s gear, was crucial. Feeling fast can help you go fast.”
(それでも、選手たちは自分自身と自分の道具に対する自信が極めて重要だということを認めた。速いと感じることが実際の速さにつながることもある)

特定の色で心理状態が変わるなら、パフォーマンスも変わりそうです。そういう心理戦も実力のうちなんですね。オリンピックでは青色の効果に注目したいと思います。
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