'passion' flower
時計草をご存知ですか? 愛好家の方がいらっしゃるのでしょうか、ラジオで「時計草の花が咲きました」という話題を何度か耳にしました。私が初めて「実物」を見たのは去年でしたが、その時の驚きは忘れません。花の中央が立体的なオブジェのようになっていて、飛び出す絵本のよう・・・。思い出してもドキドキします。
原産地は南米。花の形が時計の文字盤に、めしべの形が長針・短針・秒針に見えることから「時計草」という名前がついたそうです。開花は7〜8月頃ということですが、ラジオで聞いたのは「時の記念日(6/10)」の頃でした。日本ではこの頃から咲き始めるんですね。
英語名はpassion flower といいますが、このpassionは「情熱」の意味ではなく、「キリストの受難」を指しています。15-16世紀のイエズス会の宣教師は、この花の各部分を十字架や釘、キリストの使徒たちなどに見立て、キリストの受難を象徴する花と考えたということです。
本来、特定のメッセージを持たないはずの形・・・岩の形やトーストの焦げ目などに何を見るかは、見る人のbackground や思いを映しているんですね。
花が終わって実がなると・・・そう、passion fruit です! といっても、果物として食べられるのは別の種類の「クダモノトケイソウ」の果実です。

(image bottom: 明石市立天文科学館様よりご提供いただきました)