週1回を活用する

こんにちは。田中修先生の「植物って、すごい!」(NHKラジオ第二 d:id:kamomesky:20130613)、あれ以来お話の中に英語が登場せず、ご紹介したのに申し訳ないと思うkamomeskyです。さて、現在のところ、かもめ英会話教室のレッスンは週1回( 実質60分)の設定ですが、それで十分だという意図ではありません。よくあるご意見は、

A: 「週1回来るだけで話せるようになるわけがない」

B: 「週1回来たら、それだけで話せるようになる」

一見、相反する2つのご意見、根っこのところでは似ているように思います。これがピアノのレッスンなら、家でも毎日練習するのはごく当然と思われるところですが、英語だとそれぞれのご意見があるようです。
私はAともBとも申しません。It’s all up to you, です。家に帰ってまでしたくないことをしていただくのは気が進みませんし、何かを習得するには、ある程度の時間をかけることが必要です。英語のpriority ( 優先順位 )が低い状態からスタートするのは、おすすめできません。
実際、週1回のレッスンでは、英語に触れる時間が圧倒的に足りません。(気乗りはしませんが)試算してみましょう。
1年間に、お正月・お盆などのお休みを除いて48レッスン受けるとすると、年間のレッスン時間合計は、48時間です。起きていると、思考を含めて何らかの言語活動をしていますから、仮に睡眠時間を8時間とすると、

1日の言語活動時間は24h−8h=16h.
先ほどの年間合計時間は
48h ÷16h= 3 (日分) にしかならないのです。

単純計算ですから、実際はかなり濃い3日間とはいえ、2年間でも”6日”です。
思ったほど英語に時間をかけていないことがわかっていただけると思います。すぐに始められる対策は、なるべく多く英語に触れて時間を稼ぐことです。たとえば、通勤・通学時間を利用したリスニングで1日1時間を上乗せしていくだけでも、年間では250時間近くになります。
All English のインターナショナル・スクールに通っていても、家庭では保護者が英語を使う(英語環境を整える)ように、指示があるくらいです。ことばを習得する(勉強、ではなく)には、それくらいの真剣さで取り組む時期が必要なんですね。

レッスンでは、自習で取り組みにくいoutput 志向の練習に力を入れています。相乗効果を狙うのはもちろんですが、自習とは異なる視点からの気付きや、選択肢をみつける機会にしていただきたいと思っています。英語を続けるための pacemaker & motivator としての役割も大きいです!


The world is your oyster.

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かもめの単語帳
It’s up to you. : あなた次第です。
“The world is your oyster.” : 「この世のことはあなた次第」