Metamorphosis

こんにちは。先週は明けても暮れても青虫のことばかり検索していたkamomeskyです。というのは、この4年間、一度も虫がついたことのなかったマーガレットの葉を食べ進む青虫を発見し、あまりの大胆さに駆除することも忘れて観察を始めてしまったからです。(Warning: This post contains an image that might make you uncomfortable. 虫が苦手な方、画像にご注意ください。)

青虫(幼虫という意味合いで)を検索すると、蝶の幼虫の画像を図鑑のように集めたサイトを見つけることが出来ます。おそろしく美しい蝶の幼虫は、おそろしい姿をしていることを発見。延々と見続けているうちに、多様でややもするとグロテスクな幼虫の画像に抵抗がなくなってきます。目的意識とはすごいものです。何度も見直しましたが少し違う様子でしたで、他の方々のサイトやブログも見てみますが、よく似た青虫の画像を見つけても飛びつかず、「これは何齢目?」と、新たな判断基準を得ている自分に気付きます。
もちろん、蛾(が)の幼虫という可能性もあり、こちらも調べるのですが、蝶ほど詳しくていねいなサイトを見つけることができません(検索結果として挙がってこないだけかもしれません)。駆除の仕方ばかりヒットします。
そうこうするうちに、ある日青虫氏は、室内に入れた鉢から落下したときの救護用に置いていたティッシュペーパーに隠れるようにして、動かなくなっていました。
蛹化(ようか:pupation)です。
こんどは蛹(さなぎ)についての勉強です。まず、蛹の中で起こっている大変化に仰天しました。Metamorphosisです。幼虫の頃の筋肉はいったん融けてしまうんですね。知らなかった・・・。そして、蛹を保護した時のケア、向きを間違えると羽化できないことなど数々の注意事項、羽化までの期間・・・なんだか大仕事になりそうだと思ったころ、青虫氏の蛹化が完了し、蝶の蛹ではないことが判明(←キク科の葉を食べている時点で気付くべき)。

ヨトウガでした。S美術館で観たブロンズ像を思い出します。検索すると、この蛹には特別なケアは要らないということで、「土の上に置いて落ち葉を数枚かぶせておけばよいでしょう」と、あっさりした記述・・・。
それにしても、小さな蛹の中で起こっている奇跡の変身――生きものって知れば知るほど不思議です。そして、情報や知識、経験をwebで公開してくださっているたくさんの方々に感謝します。
今日もお読みくださって、ありがとうございます♪