英語を読む、英語で読む

こんにちは。先日のNHK新年度ラジオ講座でも取り上げました「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」、多読・音読の効果を実感している一人として、こういう試みは嬉しいです。英語の本は読んでみたいけれど、なかなか踏み切れない、という方も少なくないと思いますが、ラジオ講座で、「基礎英語」レベルに抑えた英文テキストなら、ハードルはぐんと下がります。
読むことは、「聞くだけ、勉強しなくていい」教材に押されているように思える昨今ですが、読めない単語は聞いてもわかりません。話すにしても、インプットが無ければ、アウトプットは期待できません。
そして、膨大なインプットを可能にしてくれるのが読書。英語を読むことは、英語で巻き返し(?)を図ろうとする人には強い味方になってくれます。
多読の教材として、また、原書に挑戦するためのステップとして、よく読まれているのがGraded Readers(英語学習用に書かれたレベル別の英語書籍)です。有名なところでは、マクミランリーダーズ(Macmillan Readers), オックスフォード・ブックワームズ・ライブラリー(Oxford Bookworms Library), ペンギン・リーダーズ(Penguin Readers)などがあります。大型書店の洋書コーナーに、レベル別に並べられているのをご覧になったことがあるのでは?
これらのシリーズでは、作品は厳密にレベル分けされていて、headwords(語彙数)や、word count(単語総数)、登場する文法事項などがそれぞれのレベルを超えないように書かれています。読みやすいレベルから始めて、無理なく英文の読書体験を積み上げていくことができます。
ちなみに、私が学生時代(高校英語レベル)に読んだ初めての原書は、たしかシドニー・シェルダン(やっぱり!)の"The Other Side of Midnight"(「真夜中は別の顔」)でした。ところどころ分からない単語もありましたが、ストーリーが面白いので、大意がわかれば先に進もうという読み方になりますし、一方で予測できる展開でもあるので(笑)、読み飛ばしてもストーリーを追っていくことができます。こういう page turner(ページをどんどんめくりたくなる面白い本)もおすすめです。
♪やさしく読める「不思議の国のアリス

PENGUIN READERS2: ALICE IN WONDERLAND (Penguin Readers, Level 2)
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♪朗読CDもついた「赤毛のアン
PLAR2: ANNE GREEN GABLES (CD-ROM PK) (Penguin Active Readers, Level 2)
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