英会話独学本を賢く選ぶ

こんにちは。教室の生徒さんとお話すると、何人もの方が、「持ってはいるのですが・・・」とおっしゃるのが、あの「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 」です。
独学で話せるようになる教材として、定番中の定番ですね。英日対訳になっていて、日本文を見て瞬時に英文が口をついて出てくることがゴール。「これが言いたい」という発想から発話までをスムーズにつなげるトレーニングを一人で行うことができます。
こうした英日対訳タイプは、各社から似たものが出ているのですが、何となく買ったものの使わずじまいという方も多いようです。そこで、後悔しないための選び方のポイントをお伝えします。「持ってはいるのですが・・・」という方には、活用法が見つかるかもしれません。
この手の本は、大きく3つに分類できます。
  1) 文法・文型系
  2) 日常英語表現系
  3) 1)+2)系
それぞれのタイプの代表的なトレーニング本とその特徴を見てみましょう。
タイプ 1) 文法・文型どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

中1レベルからの文法事項を例文でマスターします。例文はシンプルで退屈してしまうかも知れませんが、文法・文型をたたきこむためには、余計な枝葉がついているとかえって非効率です。この本が好成績をあげている理由は、文法・文型を最優先した著者の英断でしょう。本気で(ストイックに?)トレーニングすることができる方に向いています。

タイプ 2) 日常英語表現CD付 起きてから寝るまで英語表現700 完全改訂版 (起きてから寝るまでシリーズ)
「通勤」「オフィスで仕事」「健康・ダイエット」など、生活シーン別に英語表現を攻略。日常のすべてを英語でつぶやけるように、というコンセプトです。英語表現に関する注はありますが、文法を意識させず、ストレスを感じずに学習することができます。
ただし、系統立った学習はできませんので、ランダムにまる覚え、潰しが効かないものもあります。このタイプは数が勝負で、実際、「起き寝る」シリーズは何冊も出ています。

タイプ 3) 文法+日常英語表現
英語口 英文法ができると英会話ができる 初級編〈1〉
必ずものになる 話すための英文法 Step4[初級編II]  (CD1枚付)

文法項目別に攻略していく点は 1)と同じですが、例文には実際に使われているアメリカ口語表現が盛り込まれています。ネイティブが使い倒すphrasal verbsも多用されていて、学校英語に慣れている人は目から鱗がぽろぽろ落ちます。「私は人をあごで使う上司の下では働きたくないんです」なんて例文にどこでお目にかかれるでしょうか(笑)。
上記のタイプ1+2である分、学習負荷は高くなりますので、レベル選びが重要。挫折しないで着実に積み上げるには、易しめのレベルから始めるのがおすすめです。

人気の教材は、似た形式のものが出回りがちですが、タイプを見極めて賢く選びたいですね。学習効果も上がります。この記事が少しでもお役に立ちましたら嬉しいです。
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