村上流英語上達術

こんにちは。村上春樹氏の英語力には定評がありますよね。NHKラジオ「英語で読む村上春樹」でも、作品には英語に訳されることを前提としたかのような日本語表現がみられる、と指摘されていて、独特の感覚をお持ちなんだろうなと思います。
そういえば、村上氏はどんな英語を話されるんだろう?と興味を持ち、動画を探してみましたが、意外に見つからないもので・・・。やっと見つけたのは、アメリカの大学の講義にゲスト参加(?)された時の動画で、聴講者からの投稿のようでした。映像は不鮮明なのですが、たぶん、本物だと思います(笑)。
はじめに「かえるくん、東京を救う」を日本語で、続いて英訳版を朗読されるだけのシンプルなものです。(英語朗読は 05:38〜)
http://youtube.com/watch?v=6o0vNXF8iVU

このような英語を話されるんですね〜。いいお声♪

さて、今年の1月に新潮社が、「村上春樹さんに質問等を送ればご本人が目を通し、いくつかに回答します」という企画を行っていました。締め切り後、選ばれた質問(けっこうな数です)と村上氏からの回答が「村上さんのところ」というサイトで公開されています。
質問や相談など、独り言のようなものも多いのですが(それを村上氏が選ばれたということですね)、回答が面白く、ついつい読んでしまいます。現実世界とあちら側の世界のまんなかにつれて行かれるような回答が多いと感じるのですが、悩みごとの在りかはその辺りなのかもしれないと思ったりしています。・・・話が逸れました。
その中に、村上流の英語上達術を教えてほしいという質問があり(おお!)、氏のお答えは次のようなものでした。

「語学の習得は、楽器の習得と同じです。勉強し、努力し、実践するしかありません。コツとかヒントとか近道とかなんてないんです。ピアノを習いたての人が、ちょっと練習して、二ヶ月後にベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタをすらすら弾けるなんてことはまずありませんよね。それと同じです。時間をかけて努力するしか道はありません。僕もけっこう苦労しました。今でも会話はかなり苦手ですが」


ほら!村上さんも「勉強・努力・実践」とおっしゃってよ!(笑)


本日もお読みくださり、ありがとうございます♪