音読のブレイクスルーへ。
こんにちは。このブログをずっとお読み下さっている方は、私が音読の重要性を実感していて、生徒さんには有無を言わせず(笑)音読に取り組んでいただいているか、ご存知のことと思います。
この音読課題ですが、ある程度の回数をこなしていただくと次の文章へ進みます。ある程度の回数というのは、私がこれくらいは必要だと思う回数よりは少ないと思うのですが、仕方ありません。大人は忙しいですし、繰り返しに飽きてしまいますから、モチベーション維持を優先します。回数については少し妥協していることになります。
一方、音読課題を次の段階へとレベルアップするタイミングは妥協しません。妥協すれば、レッスンを受けていただく意味がなくなります。発音の他、全体の英語らしいリズムや流れになっているか、完成度を見ます(聞きます)。個人差もあり、数値化できないところなので、「自然な英語に聞こえるまで」という基準ですが、あいまいに思われるかもしれません。
先日のレッスンで、こんなことがありました。
音読と発音を強化中の生徒さんに課題文を音読していただきました(毎週おこなっています)。単語レベルのチェックは要らなくなってきた方なので、単語がつながる時の音変化、リズム、イントネーションを中心にチェックします。いつものように、私は「精聴」しながら英文を目で追いはじめましたが、途中で、ごく自然な聞き方に変わるのがわかりました。
自然な英語の音と抑揚で読まれていくので、聞くのがとても楽なのです。内容がすーっと頭に入って来ます。嬉しくて話しかけそうになるのをこらえていました(笑)。聞こうとする構えが要らなくなった時、この瞬間にひとつの壁を越えられたことを確信しました。
「自然な英語に聞こえるまで」という基準は、英語の音を聞いて聞いて聞き続けて来た耳(脳?)が無意識に反応したことで、私にとっては具体的なものになりました。
それにしても、あまりに上達されていたので、何か秘密の特訓でもされたのか(笑)、いちさんに聞いてみたいと思っています♪
本日もお読みくださり、ありがとうございます♪